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水産業界を変える“お魚社長” 役員を追われた過去

  • 2017年 01月03日 11時00分
  • 提供元:R25
飲食店が産地からスピーディーに新鮮な魚を仕入れることができるECサイト「魚ポチ」や、様々な産地の魚を取りそろえる、おしゃれな店舗デザインが目を惹く鮮魚店「サカナバッカ」などを展開するフーディソン社。

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創業者の山本 徹氏は、北海道大学工学部卒業後、大手不動産デベロッパーに就職。しかし1年で退職し、介護系ベンチャーの取締役を経て現在に至る。20代のころは挫折も経験したという。

●お金はあっても満たされない、33歳で迎えた転機

フーディソンを立ち上げる前に働いていたベンチャーは、「めちゃくちゃ居心地よかった」と振り返る。創業メンバーとして、目標だった上場も達成し、キャピタル・ゲインによる利益も得た。金銭的には、働く必要すらない状況だったという。はたから見れば順風満帆。しかし山本氏は、苦悩も多かったと話す。

「振り返ると“苦い経験”のほうが多かったかもしれません。創業メンバーとして取締役を務めていましたが、上場前に役員からは降格しています。役員ではなくなり、“自分で作った会社に雇われる”みたいな状況もありました。辛かったし、めちゃくちゃ悩みましたよ。自分って、なんなんだろうって。その時が33歳で、バリバリ働けるのもあと十数年。お金だけはあるけど、資産に見合った実力もなく目標を失ったままここにいていいのか? 自分と向き合わざるを得なくなった。…でも、それは必要な時間でした」

何のために仕事をするのか? 考え抜いて出した結論とは…。

「仕事が“世の中を良くする”ものであること。その過程で成長することで、より良い未来へ向かっている、近づいていると実感できる。そんな体験がしたくて、僕は仕事をしているんだと気づいたわけです」

どんな仕事で満たされるかは、人それぞれで正解がない。やりたいことが分からないまま職歴だけが増えてしまうケースもある。モヤモヤしているビジネスマンは、何を道標にして向かうべき方向を決めればいいのだろうか?

「成長できる場所に飛び込むのが一番だと思います。具体的に言うと、今まさに事業が急激に伸びている企業。事業規模が大きくなるにつれ組織も拡大し、リーダーやマネージャーが必要になってきます。結果を出せば人の上に立つ確率も高まり、その過程で学ぶことも多いからより成長できる。小さくてもいいから、勢いのある会社がいいですね」

●仮でもいいから“自分を引っ張り上げる目標”を設定する

しかし、今の仕事に不満を抱きつつも、それ以上の不安から一歩を踏み出せない人もいる。ためらってしまう場合はどうしたらいいのだろうか?

「そういう人は、まだ“自分を引っ張ってくれるもの”がないんだと思います。まあ、とはいえ自分が本当にやりたいことなんて、“人は何のために生まれるのか?”っていう問いと同じくらい答えの出ないものですよ。だからこそ、無理やりにでも決めるしかない。まずは30歳になったら何になりたいか、考えてみるといいと思います。仮でいいです。花屋になりたいとか、バレリーナになりたいとか、それくらい漠然としたものでいい。その軸が定まって初めて、『それ、本当にやりたいのか?』と、自分に質問できるようになり、自分のことを深く知るための自問自答が始まる」

そうして将来の軸を決めることと同程度に、後悔しない人生を送るために大切にするべき準備があるという。

「細かい話ですが、僕は健康でいるためには“歯の健康”が一番大事だと思っているんです。だから定期健診はしっかり行きますし、歯周病にならないように気を付けています。歯がなくなると身体に入ってくるものが粗くなり、胃にも負担がかかると思うんですよ」

そう笑う山本氏。仕事も健康も、将来どうなるかを見据えて準備していくことを何より重視しているようだ。
(末吉陽子/やじろべえ)

(R25編集部)

※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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