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【写真満載】活動休止間近!MEJIBRAY衝撃のツアーファイナル濃密ライブレポート【V系】

  • 2017年 07月14日 20時00分
  • 提供元:ウレぴあ総研
撮影:tama 綴(Vo) 撮影:tama

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撮影:tama 綴(Vo) 撮影:tama

「この賑やかなパレードは、一体どこへ向かっているのだろう。」


筆者は6月18日の赤坂BLITZで、《MEJIBRAY6周年記念全国TOUR 「HANGMAN」》ファイナル公演の開演を待ちながら、そんな風に同ツアーの初日の開演前に考えていた事を思い出していた。「HANGMAN」ツアーの開演前の会場BGMは、某テーマパークの某エレクトリカル・パレードで流れる事でお馴染みの『Baroque Hoedown』である。


「こんなに楽しげなBGMでも、MEJIBRAYが使うとまるで“HANGMAN”に因んで、絞首台に向かうパレードの中にいるような気分だなあ。」と感じた筆者の嫌な予感めいたものは、恐ろしい事に当たってしまっていた。MEJIBRAYは、そのツアー初日公演終了後に、2017年内を持っての活動休止を発表したのだ。


突然すぎる活動休止。その理由について、そしてその後の活動について、MEJIBRAYは未だに沈黙を貫いている。同ツアーは、彼らにとって死に場所を探すようなものだったのかも知れない。そしてその旅のひとつの終わりが、今日のこのライヴなのかも知れない。いつもの彼らのライヴの開演前とは違った雰囲気が、2階席までギュウギュウの赤坂BLITZには漂っていた。


定刻過ぎに幕が開き、ギラギラ輝くライトや爆音の登場SE、立ち込めるスモークに彩られてメンバーが登場すると、ファンのメンバーコールの絶叫がこだました。いつも通り、ヴィジュアル系の概念そのものが服を着て、そこに存在しているかのように美しいメンバー達からは、なにか動揺や悲哀めいたものは感じられなかったが、1曲目のイントロを聴いて愕然とする。


1曲目にドロップされたのは『And Then There Were None.』。同曲タイトルはアガサ・クリスティ著の推理小説『そして誰もいなくなった』の原題からの引用である。活動休止を待つバンドのライヴの1曲目として、あまりにも意味を持ちすぎていた。


2曲目『パラダイム・パラドックス』も、アッパーチューンながら活動休止に対する暗喩のようなものを感じとれる歌詩の曲である。綿密に組まれたのであろうセットリストに、得体の知れない恐ろしさを感じる。この日のMEJIBRAYは、いつにも増して全体のサウンドのバランスや、バンドとしての演奏のクオリティに安定感があり、それが益々恐怖感を煽った。


「ぶっ飛べ!クールモンスター!!」


綴(Vo)がファンに向かって高らかに叫び、『VICTIM(ism)』へ。思わず飛び跳ねて踊ってしまう4ビートのイントロから、地鳴りが聴こえそうなほどに会場が揺れた。官能的な女性コーラスとアコースティックギターのサウンド、情感溢れるメロディラインの『Black baccarat』ではファンのコールが割れんばかりに響く。


『Black baccarat』のアウトロから、綴のファルセットを残して『ネペンテス』へと繋がる流れは非常に美しかった。ステージから溢れる逆光にメンバーのシルエットが浮かび上がり、MiA(Gt)のファズトーンが綺麗に広がった。


中盤のミドルチューンやダウナーなナンバーのセクションは、綴が鳥肌が立つほどの名演で魅せる。今のMEJIBRAYの、迷いや苦悩や憤りを全て代弁しているかのような綴のパフォーマンスに、胸がえぐられるような思いを抱いたファンも多かったのではないだろうか。


ピンスポに照らされた綴が絞り出すように、終わってしまう愛を歌った珠玉のバラード『EMILY』。歌い終わってマイクをおろした綴の、何かを諦めたような表情が非常に印象的だった。


『悲哀』では低く唸るストリングスパートと、女役と男役を演じ分けながらすすり泣くように歌い上げられる救いの無い歌詩に、絶望感を抱かされる。『-XV-』ではトーチに炎が灯り、まるで見てはいけないカルトの宗教行事のような景色が広がって、背筋がゾッと寒くなった。


ファンのクラップに合わせて血を吐くようなグロウルで唸る綴。お立ち台に足を組んで腰掛け、ギターをつま弾く様が西洋絵画の天使のようなMiA。その美しい相貌から表情が抜け落ち、虚ろな目でフロアをじっと覗き込む恋一(Ba)。妖艶なルックスで機械仕掛けのおもちゃのようにタイトにリズムを刻むメト(Dr)。MEJIBRAYは本当に綺麗で恐ろしくて、完璧に全力で“ヴィジュアル系”をやっているバンドだと改めて感じさせられた。


中盤戦を締めくくった『醜詠』では、綴がマイクを置いて泣き叫んで発狂する。


「醜い現実よ この心だけは!!!!!!」


お立ち台にすがるように伏せて叫んだ彼の姿は、パフォーマンスではなく本当の狂人のようだった。活動休止へと進む死のパレードの中で研ぎすまされていく彼は、あまりにも美しくて痛々しい。


“生きたいよこれからも 争う事もなく痛み”ナキ”日々が来たら……”


綴が涙をこらえるように呟き、『ナナキ』へ。ハードロック調のイントロ・Aメロで楽器隊のスリリングなプレイがぶつかり合い、綴の歌声が高らかに響く。綴がフロアにマイクを向けて起こった、ファンの大合唱が感動的だった。ファンに向かって「お前らが、ライヴの空間こそが、MEJIBRAYだ」と度々言い続けてきた綴の言葉が胸をよぎる。筆者の斜め前にいた女性ファンは、顔を覆って嗚咽をもらしていた。


「東京!……ありがとう。死ぬ気でかかって来い!!」


綴の絶叫を皮切りに『Sliver』がドロップされる。同曲はMEJIBRAYが初めてリリースしたミニアルバムのタイトルナンバーであり、「HANGMAN」ツアーの会場でのみ再録DVDが販売されていた。


“痛みも全て愛すと誓う 重ねた悲鳴 瞳閉じないで. Dead slivers.”


歌詩からは活動休止への覚悟、そして「どんなに痛くてもこの死のパレードを最後まで見届けてくれ」という懇願めいたものが感じられた。それに応えるファンのコールも凄まじい。思わず涙が溢れ、レポートをとる手が止まる。


ライヴはいよいよクライマックスへと突入し、ハチャメチャにカッコいいアッパーチューンが3曲連続で畳み掛けられる。「FUCK! FUCK!」のコールが痛快な『嘘と愚行-それもまた人間らしいって神様は笑ってるの-』。ファンのモッシュでフロアが一つの生き物のようにうねった『原罪の林檎』。爆音とスモークと熱気のカオスはどんどん白熱し、『枷と知能-それってとても人間らしいって神様は笑ってるの-』がこれでもかと駄目押しのようにドロップされる頃には、会場の空気が薄くなっていた。


ラストを飾ったのは『BI“name”JIKA』。サーチライトのようにムービングライトがぐるぐると回りだし、トーチに炎が再び灯る。正直ラストに持ってくるには意外な選曲だったが、ダウナーなAメロやメロディアスなサビ、アウトロのギターとファルセットのユニゾンなど、MEJIBRAYの旨味がぎゅっと詰まっており、さっきまでの熱狂を忘れて思わず聴き入ってしまう。


“恍惚が愛おしい 愛おしい……”


魔法にかかったような会場に、綴の夢を見るようなファルセットが虚ろに響き、ゆっくりと幕が閉まった。力強く拍手を送る人、その場にうずくまって動かない人、泣きじゃくる人、アンコールを求めて叫ぶ人、様々な反応でこの“絞首台に向かうパレード”を受け止めた人々を、筆者はしばらく呆然と見つめていた。


MC無し、アンコール無し、1時間半に全てをかけた同ライブの終了後に、MEJIBRAYは活動休止前ラストの全国ワンマンツアーを発表している。ツアータイトルは、『そして誰もいなくなった』。


ステージから“誰もいなくなる”2017年の終わりまで、後200日を切っている。


取材:高崎光
写真:tama


~セットリスト~
SE:猛毒
1:And Then There Were None.
2:パラダイム・パラドックス
3:VICTIM(ism)
4:Black bacarrat
5:ネペンテス
SE:天地創造-黒い雨-
6:EMILY
8:悲哀
7:-XV-
9:醜詠
10:ナナキ
11:Sliver
12:嘘と愚行-それもまた人間らしいって神様は笑ってるの-
13:原罪の林檎
14:枷と知能-それってとても人間らしいって神様は笑ってるの-
15: BI“name”JIKA


2017年10月30日(月)
高田馬場AREA
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)高田馬場AREA:03-3361-1069


2017年11月1日(水)
名古屋ell.FITS ALL
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)ジェイルハウス:052-936-6041


2017年11月2日(木)
名古屋ell.FITS ALL
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)ジェイルハウス:052-936-6041


2017年11月4日(土)
OSAKA MUSE
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)キョードーインフォメーション:0570-200-888


2017年11月5日(日)
OSAKA MUSE
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)キョードーインフォメーション:0570-200-888


2017年11月9日(木)
柏PALOOZA
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)柏PALOOZA:04-7136-2111


2017年11月11日(土)
HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3:048-858-7251


2017年11月12日(日)
新潟GOLDENPIGS RED STAGE
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)FOB企画:025-229-5000


2017年11月17日(金)
仙台CLUB JUNK BOX
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)キョードー東北:022-217-7788


2017年11月19日(日)
HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2:028-639-0111


2017年11月23日(木・祝)
広島SECOND CRUTCH
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)広島SECOND CRUTCH:082-249-7363


2017年11月24日(金)
福岡DRUM Be-1
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)Green Music:092-714-0230


2017年11月26日(日)
静岡SUNASH
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)ジェイルハウス:052-936-6041


2017年12月2日(土)
神戸VARIT.
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)キョードーインフォメーション:0570-200-888


2017年12月3日(日)
岡山IMAGE
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)岡山IMAGE:086-236-0032


2017年12月10日(日)
札幌KRAPSHALL
Open16:30/Start17:00
前売:4,320円 D別
問)WESS:011-614-9999


2017年12月11日(月)
札幌KRAPSHALL
Open17:30/Start18:00
前売:4,320円 D別
問)WESS:011-614-9999


-TOUR FINAL-
2017年12月16日(土)
新木場STUDIO COAST
Open16:30/Start17:30
前売:4,860円 D別
問)SOGO TOKYO:03-3405-9999


<チケット発売>
モバイル会員一次先行 抽選受付[一人2枚]
2017年7月14日(金)12:00〜2017年7月30日(日)23:00


モバイル会員二次先行 先着受付[一人2枚]
2017年8月12日(土)12:00〜2017年8月20日(日)23:00


オフィシャル先行 先着受付[一人4枚]
2017年9月2日(土)12:00〜2017年9月10日(日)23:00


一般発売日
2017年10月7日(土)〜:高田馬場・名古屋・大阪・柏公演
2017年10月14日(土)〜:埼玉・新潟・仙台・宇都宮・広島・福岡・静岡公演
2017年10月21日(土)〜:神戸・岡山・札幌公演
2017年10月28日(土)〜:新木場公演


プレイガイド
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・イープラス


2017年9月6日(水)Release
6th LIVE DVD 「HANGMAN TOUR FINAL at 赤坂BLITZ」
DVD1枚組 15songs/¥5,000+税/WSGD-8
収録曲:
SE:猛毒
1、And Then There Were None.
2、パラダイム・パラドックス
3、VICTIM(ism)
4、Black baccarat
5、ネペンテス
6、EMILY
7、悲哀
8、-XV-
9、醜詠
10、ナナキ
11、Sliver
12、嘘と愚考-それもまた人間らしいって神様は笑ってるの-
13、原罪の林檎
14、枷と知能 -それってとても人間らしいって神様は笑ってるの-
15、BI"name"JIKA


発売元:株式会社フォーラム
販売元:ダイキサウンド株式会社


MEJIBRAY全国ワンマンツアー「そして誰もいなくなった」


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