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独裁色強まるベネズエラ、大統領選前倒し強行へ

  • 2018年 02月14日 14時44分
  • 提供元:読売新聞
 【リオデジャネイロ=田口直樹】南米の産油国ベネズエラで、反米左派のマドゥロ大統領が独裁色を強めている。
 7日には政権の影響下にある選挙管理当局が野党や周辺国の反対を押し切り、大統領選を4月22日に行うと決めた。4月に一部の国債などが債務不履行(デフォルト)に陥る懸念もくすぶる中、選挙強行で同国の政治・経済の混乱に拍車がかかりそうだ。
 ◆野党連合の参加禁止
 「選挙に勝利し、国民が豊かになれる経済モデルを築き上げる」。マドゥロ氏は大統領選候補者としての擁立が決まった2日、与党・統一社会党の党大会で2期目への意欲を強調した。
 大統領派で固めた国権の最高機関・制憲議会は1月下旬、当初12月に予定されていた大統領選を大幅に前倒しして4月末までに実施すると決定。その2日後には、政権寄りの最高裁が、統一候補擁立を模索していた野党連合の選挙参加を禁じた。有力な野党指導者も軟禁下に置かれるなどしており、マドゥロ氏の再選は確実な情勢だ。
 マドゥロ氏には、財政が破綻したり、野党の選挙態勢が整ったりする前に大統領選に持ち込みたいとの考えがあるとみられる。ブラジル、アルゼンチンなど中南米諸国や野党勢力は「正当性を欠いた選挙だ」と批判しているが、同氏は無視する構えを崩していない。

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