Sony

ニュース

シリア毒ガス疑惑、現地調査開始に遅れ 「ロが妨害の恐れ」と米

  • 2018年 04月17日 05時24分
  • 提供元:AFPBB News
報道機関向けツアーで撮影された、シリアの首都ダマスカス郊外にあるドゥーマの様子(2018年4月16日撮影)。©AFP=時事

写真拡大

報道機関向けツアーで撮影された、シリアの首都ダマスカス郊外にあるドゥーマの様子(2018年4月16日撮影)。©AFP=時事

【AFP=時事】シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ(Eastern Ghouta)地区ドゥーマ(Douma)で毒ガス攻撃が行われたとされる問題で、ロシアとシリアが安全上の懸念を理由に、化学兵器専門家らの現地調査開始を遅らせていることが、外交官らの話により16日、明らかになった。米国は、ロシアが現場に「細工を施した恐れがある」と指摘しているが、ロシア側はこれを否定している。

 化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ(Ahmet Uzumcu)事務局長は、オランダ・ハーグの本部で同日開かれた非公開の緊急会合で、自ら志願した調査員9人から成る調査班が「まだドゥーマに派遣されていない」と明かした。

 米英仏の3か国は14日、ドゥーマで7日に行われたとされる毒ガス攻撃を受けた懲罰的措置として、シリアへのミサイル攻撃を実施。OPCW調査班は15日に現地調査を開始する予定だったが、現地入りはせずにダマスカスのホテルで当局者らと面会していた。

 ウズムジュ事務局長によると、準備会合に出席したシリア、ロシア両国の政府関係者らは調査班に対し「現地派遣に先立って対応を要する安全上の問題がある」と伝えたという。ウズムジュ氏は、化学兵器の証拠は急速に分解する恐れがあるとして、「可及的速やかに」ドゥーマへの派遣が認められるよう要請した。

 一方、ハーグのロシア大使館で記者会見したロシア政府高官は、ドゥーマに続く道路での地雷除去作業がまだ完了していないと説明。「あす(17日)、国連(UN)治安部隊が経路を検証する。そして18日には、OPCWの専門家らの到着を見込んでいる」と述べた。

 米国からOPCWに派遣されているケン・ワード(Ken Ward)氏は、ロシアが既に現地を訪れている可能性があると指摘。「OPCWの調査班の活動を妨害する意図で、現場に細工を施した恐れがあることを懸念している」と述べた。

 ロシア側はこれを否定。セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は英BBCに対し、「ロシアは現場に細工など施していないと保証できる」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News

関連ニュース

関連写真

日米の深い摩擦は調整困難―中国メディア

トランプ米大統領は18日、フロリダ州パームビーチの高級別荘「マールアラーゴ」で日本の安倍晋三首相と6回目の会談を行った。安倍首相の今回の訪米は貿易と朝鮮半島の核問題で突破口を探るものだが、2日間の会談の結果を見ると「素晴らしい成果」を出すことはでき...

[記事全文]

注目の情報

ニュース写真