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「宇宙最初の星」解明に期待も…初期銀河を観測

  • 2018年 05月17日 11時48分
  • 提供元:読売新聞
 宇宙誕生の2億5000万年後に星の形成が始まったとみられる初期銀河の観測に成功したと、大阪産業大や国立天文台などの国際研究チームが発表した。
 この銀河は地球から132億8000万光年離れており、観測で正確な距離がわかった銀河としては最も遠い。宇宙最初の星や、銀河が生まれた過程の解明につながるという。論文が17日、英科学誌ネイチャーに掲載された。
 宇宙は約138億年前に誕生し、2億〜3億年後に最初の銀河が形成されたと考えられている。しかし最初の星がいつ誕生し、どのように銀河に成長したのかはよくわかっていない。
 チームは2016〜17年、南米チリにある世界最高性能の電波望遠鏡「ALMAアルマ」を使い、しし座の方向にある遠方の銀河を観測した。分析の結果、宇宙が誕生して5億5000万年後の銀河で、酸素があることがわかった。
 酸素は宇宙の誕生直後には存在せず、寿命を終えた星が爆発した時に生まれたとされている。この銀河は別の観測データから1億歳以上の古い星が大半を占めた成熟した状態で、銀河の年齢を遡ると宇宙誕生の2億5000万年後には星の形成が始まっていた、と結論づけた。

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