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30~40代男性が失敗しないスーツの選び方「6ポインツ・メソッド」とは

  • 2018年 05月24日 19時55分
  • 提供元:Business Journal
「gettyimages」より

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「gettyimages」より

「30代になり、昔から着ているスーツが似合わない気がする」「最近、体型が変わったけれど、以前のスーツをそのまま着ている」「そもそも、スーツはどうやって買ったらいいんだろう」……などと、ひそかに思っている方はいないでしょうか。


 仕事にスーツは必須。その選び方次第では、収入にもなんらかの影響があるかもしれません。とはいえ、限りあるお給料でスーツだけにお金をかけるわけにもいかないものです。


 そこで今回は、ファッション業界の重鎮で初歩の初歩からわかりやすく教えてくれる専門家に、「お金をたくさんかけずに、いい印象を与える」スーツの選び方のコツをうかがいました。


●ビジネススタイルにはルールがある


 今年3月に刊行された『一流に見える服装術』(日本実業出版社)の著者でスタイルアドバイザーのたかぎこういちさんは、「ファッションにはルールがありませんが、ビジネススタイルにはルールがあります」と話します。


「プライベートでのファッションは、自分が好きなものを自由に着ていいと思います。ところが、ビジネスは必ず相手がいるものなので、ビジネススタイルはとても重要。『仕事柄、社外の人と会うことはない。1日中社内にいるので、スーツはなんでもいい』という方もいるかもしれませんが、社内の人からいい印象を持たれるかどうかで、ビジネスの成果も大きく変わるでしょう。


 よく『内面と外面は別だ。“中身はいい奴”だとわかってもらえればいい』という方もいらっしゃいますが、私は『外面は内面の一番外側』だと思っています。外面は、あなたの包装紙。もし、見かけだけで損をしてハンデになってしまったらもったいないです」(たかぎさん)


 とはいえ、「高いスーツを着ている自分」を見せつけることが重要というわけではありません。ビジネスで大切なことは、相手に「いい印象」を持ってもらい、確実に成果を上げること。そうすれば、自分も相手も社内のメンバーも幸せになりますし、ゆくゆくは収入や貯蓄のアップにもつながるでしょう。ここで一度立ち止まり、スーツについて考えてみるのもよさそうです。


●スーツに合うシャツ&ネクタイの組み合わせ


 スーツを買う際、行き当たりばったりで選ぶとちぐはぐな印象になり、お金のムダ遣いにもなってしまいます。では、30~40代の男性が自分に合ったスーツを買うためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。


 たかぎさんは、TPOに「S(サイズ・シルエット)」「F(ファブリック)」「C(カラー)」の3点を掛け合わせる「6ポインツ・メソッド」を提唱しています。今回は、その一部を教えていただきました。


「まずはスーツの色ですが、グレーかネイビー(紺色)が基本です。一般的に、グレーのほうがネイビーよりも落ち着いた印象を与えます。それぞれに合うシャツは7種類。白無地、ブルー無地、細いストライプ、細かいチェック、白衿クレリック、マルチストライプ、ロンドンストライプ。これにネクタイが6本あれば、組み合わせが広がります。たとえば、ネイビーのスーツの場合、ネクタイは無地の紺、水玉ボルドー、小紋の紺、茶色と紺色のストライプ、グレーのチェック、グレーのニットなどが合わせやすいです。


 色によって、人に与えるイメージが異なります。赤色はやる気や情熱を表しますが、謝罪の場には不向きです。紺色は信頼感や知的さを表し、ブルーに近づくほど若い印象を与えます。グレーは慎重さや大人っぽさを表し、冷静な印象を与えます。ピンクは優しくゆとりを表し、女性受けもいいですが、濃いピンクは避けましょう。茶色は堅実さや落ち着きを表し、若い方が実年齢より上に見せたいときにもおすすめです」(同)


 また、スーツを試着する際は立ち姿だけをチェックするのではなく、座ったり、腕を上げたり、仕事中によくする動作をしておきましょう。


「実際に動いてみると、意外なお直しのポイントが見つかるかもしれません。自分の動きに合ったスーツなら、より快適に仕事ができます」(同)


●スーツの“賞味期限”は5年?


 では、スーツはどれくらいの頻度で買い換えたらいいのでしょうか。なかには「スーツかパンツのどちらかが破れたら」と耐久レースをしている方もいるかもしれませんが、専門家のおすすめは?


「目安は5年くらいですね。シルエットが細くなったり太くなったりと、スーツにもトレンドがあるからです。今はタイトなスーツがはやっていますが、最近のミラノコレクションやパリコレクションでは、ものすごいビッグシルエットが出ています。1980年代に、みんながブカブカのアルマーニを着ていたイメージにも近いですね。スーツも5年ほどたつとトレンドとずれる場合もあるので、買い替える目安としておくといいと思います。


 シャツのカラー(襟)も、トレンドに合わせて大きくなったり小さくなったりしますし、ネクタイの太さも変わります。シャツは5年ももたないとは思いますが、ある程度トレンドを意識して買い替えるのがおすすめです。


 買い替えるメリットはもうひとつ、素材の進化です。技術革新により新しい素材が開発され、伸縮素材、水や汚れに強い素材が出てきています。着心地がいいと日々のストレスが解消され、汚れにくい素材ならクリーニング代が減るメリットもあります」(同)


●スーツのトレンドはウィンドウかCMでつかむ


 スーツのトレンドは、どのようにつかんだらいいのでしょうか。簡単にできる方法として、「ウィンドウショッピングで定点観測するのがおすすめ」とたかぎさん。


「スーツを売っているお店のウィンドウを、定期的に眺めてみてください。『この色が人気だな』『シルエットが太くなってきている(細くなってきている)』などと、トレンドを感じられると思います。


 あとは、CMもおすすめです。ビジネスパーソンが登場している場合、その企業イメージを上げるために高いお金を払ってスタイリストさんをつけているので、今の時代に合った印象のいいスーツは何かがよくわかります。シャツとネクタイの色の組み合わせなども参考になるでしょう。ウィンドウもCMも、見るのはタダですしね(笑)」(同)


●スーツ代は月収の2~3割が目安


 ちなみに、一般のビジネスパーソンがスーツを買うとき、予算はどれくらいが適当なのでしょうか。


「目安としては、スーツ1着で月収の2~3割をイメージしていただくといいと思います。ただし、あくまでも一般的な目安。おしゃれが好きで、もっと高いものを買いたい人もいらっしゃるでしょうし、お金があっても安いものを買いたい人もいらっしゃいます。それぞれの価値観に合わせていただけたらと思います。


 とはいえ、スーツは毎日のように着るものですし、良質のものであれば長く着られるので、結果的に確実な“投資”になります。最近はIT化や工場の効率化でスーツづくりの技術が進歩し、安価で入手できるセミオーダースーツも身近になりました。人間の体は左右対称ではないので、特にぽっちゃり、やせ気味の体型の方は、セミオーダーにトライしてみてもいいと思います」(同)


 寿命が伸びた現代は、長い人生を生き抜いていくためにスキルアップや貯蓄は必須です。また、1日の多くを占める仕事の時間を、より充実したものにしたいのは誰でも同じでしょう。そこで、自分に合うスーツを選ぶことで、ムダな出費が減り、ビジネスがうまく回るのではないでしょうか。


 次回は、ムダなお金をかけずにビジネススタイルをランクアップする方法について、さらにたかぎさんのお話をお伝えします。
(文=西山美紀/マネーコラムニスト)



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