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“見直し派”の新区長誕生で、どうなる「中野サンプラザ」問題……音楽業界では「芸能事務所による買収」待望論も

  • 2018年 06月14日 22時30分
  • 提供元:日刊サイゾー
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 6月10日投票、11日に開票された中野区長選(東京都)で、中野駅周辺再開発の見直しを訴えた新人の酒井直人氏が初当選した。


「中野区役所と中野サンプラザ地区の再整備計画が今回の区長選の大きな争点でした。現在の再整備計画は、区役所と中野サンプラザを解体し、新たな区役所と1万人収容の大きなアリーナを建設するというもの。老朽化が著しい中野サンプラザは2024年前後に解体される予定ではありますが、その後どういった形の施設が建設されるかは、新区長の方針によって決まっていくと思われます」(週刊誌記者)


 中野サンプラザといえば、“アイドルの聖地”とも呼ばれ、多くのコンサートが開催されている。ホールの収容人数は2,222人で、その規模は“ちょうどいい”と言われている。音楽関係者は話す。


「1万人規模のアリーナでコンサートができるのは、ごく一部の人気アーティストのみ。しかし、2,000人規模の中野サンプラザであれば、まだ世間にそこまで知られていないアーティストでもどうにかコンサートが開けるんです。しかも、山下達郎のような大物アーティストや一流の洋楽アーティストもコンサートを行っている会場なので、ブランド力も高い。キャリアに箔をつけるという意味でも、ブレーク前のアーティストにとって中野サンプラザは“ちょうどいい目標”なんですよ」


 また、2,000人規模のコンサート会場自体が不足しているという現状もある。


「2015年に渋谷公会堂(渋公)や五反田ゆうぽうとホールなど、2,000人規模の会場が相次いで閉鎖、渋公は現在建て替え中ですが、いま音楽業界は都内のコンサート会場不足にあえいでいます。そんななかで、中野サンプラザが1万人規模になってしまっては、本当に登竜門的な会場がなくなってしまう。業界内では、仮に1万人規模のアリーナにするとしても、2,000人規模のホールを併設してほしいとの声が多いですね」(同)


 かつては、芸能事務所が中野サンプラザを買収するのではないかというウワサもあったという。


「中野サンプラザで頻繁にコンサートを開催しているハロー!プロジェクトが所属するアップフロントグループが中野サンプラザの買収に動いていると言われていた時期がありました。アップフロントグループ内にはオデッセーというイベンターもあるので、あとは自社のコンサート会場があれば、すべてを社内でまかなえる状態になりますからね。まあ結局、アップフロントの買収話に動きはなかったようですが、たしかに芸能事務所が中野サンプラザを買収するというのはアリだと思います。音楽ビジネスをしっかり理解しているところが運営してくれれば、アーティストにとっても音楽ファンにとっても最高のコンサート会場になりますよ。たとえば、アミューズさんあたりの音楽系事務所が中野サンプラザを買い取ってくれると、音楽業界的にはありがたいんですがね……」(同)


 しかし、そもそも中野駅前に1万人規模のアリーナを造ること自体無謀なのではないかとの声もある。


「中野サンプラザのいいところは、中野駅から徒歩1分程度で交通の便がいいところですが、その分、会場までのスペースに限りがあり、1万人がコンサート目的で押し寄せたら、中野駅が人であふれかえってしまうのではないかとも言われていますね」(前出・週刊誌記者)


 酒井新区長がどういった形で中野駅周辺の再整備計画を見直すのか、そして中野サンプラザはどんな形に生まれ変わることとなるのか──。音楽業界が固唾をのんで見守っている。


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