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小6女児誘拐の容疑者、県内有数の進学校に不合格…同級生「高校以降知らない」

  • 2019年 12月02日 09時04分
  • 提供元:読売新聞
 大阪市住吉区の小学6年女児(12)を自宅に連れ去ったとして、栃木県小山市の自称・派遣社員の伊藤仁士容疑者(35)が未成年者誘拐の疑いで逮捕されてから11月30日で1週間が経過した。伊藤容疑者は大阪府警の調べに「家に連れていったが、誘拐しようとしたのではない」と容疑を否認。詳しい動機は明らかになっていないが、事件の概要は少しずつ明らかになってきている。
 
■「女児捜していた」
 事件は、11月23日午後1時半頃、女児が靴もはかずに小山署犬塚交番に助けを求め、「男の家から逃げてきた」「家にもう1人、女の子がいる」と警察官に伝えたことで発覚した。
 午後4時20分頃、伊藤容疑者が茨城県の女子中学生と一緒に家から姿を現したため、張り込んでいた捜査員が職務質問をすると、伊藤容疑者は自宅で女児と数日間一緒にいたことを認めた。県警によると、伊藤容疑者は抵抗することはなく、自宅を出たことについて「いなくなった女児を捜していた」と説明したという。
 一方、一緒にいた女子中学生は、6月に家族から行方不明者届が出ていた。女子中学生も保護され、茨城県警の調べに「見つかりたくないので外出を控えていた」と話しているという。
 
■SNSで知り合う
 伊藤容疑者は11月10日頃、ツイッターを通じて女児と知り合い、その後「半年ぐらい前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい」とメッセージを送信。17日に女児を大阪市内の公園に誘い出し、自宅に連れ込んだとされる。
 栃木県警によると、伊藤容疑者はツイッターで「女児の相談に乗っていた」と話したという。伊藤容疑者が相談に乗ることで女児に近づいていったと、県警はみている。
 
■中学卒業後は「知らない」
 近隣住民らによると、伊藤容疑者は幼い頃に父親を亡くし、3人きょうだいの一番上として母親によって育てられた。
 同級生によると、中学時代は所属した剣道部でまじめに稽古に打ち込み、学業の成績も優秀だった。しかし、県内有数の進学校を受験し、不合格となったという。同級生の男性は「目立つタイプではなかったが、中学時代は、模範生徒として表彰されるほどまじめだった」と振り返る。ただ、中学卒業後については「周りの同級生たちもほとんど知らないので、地元での交流が薄くなっていたようだ」と話す。大阪府警によると、高校を卒業後、ラーメン店や自動車教習所などでアルバイトをしていた。
 伊藤容疑者は、きょうだいが自立後、母親と暮らしていたが、母親が伊藤容疑者の祖母の介護のため、近くの祖母宅に住むようになると、一人暮らしに。住民の一人は「最近は家中のカーテンや雨戸が閉められ、中の様子は分からず、出歩く姿もほとんど見かけなかった。女の子がいるとは分からなかった」と話した。

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