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新型肺炎で国内初の死者、神奈川の80代女性…中国渡航歴なく親族のタクシー運転手も感染

  • 2020年 02月14日 07時07分
  • 提供元:読売新聞
記者会見する加藤厚労相(13日、東京都千代田区で)

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記者会見する加藤厚労相(13日、東京都千代田区で)

 厚生労働省は13日、新型コロナウイルスに感染した神奈川県に住む80歳代の日本人女性が死亡したと発表した。感染者の死亡が確認されたのは日本国内では初めて。東京都、和歌山、千葉両県でも新たに感染者が確認された。この4人はいずれも直近の中国への渡航歴はないといい、同省は行動歴や接触者の情報収集を進めている。
 中国本土を除けば、感染者の死亡はフィリピン、香港に続いて3例目となる。
 同省によると、神奈川県の女性は1月22日から倦怠(けんたい)感があり、2月1日に肺炎と診断され、医療機関に入院した。6日に呼吸症状が悪化して別の医療機関に転院後、12日にさらに症状が悪化し、13日に死亡した。中国への渡航歴は確認されていないが、感染が疑われたため検査を行った結果、死亡後に陽性反応が確認された。同省はウイルス感染と死亡との因果関係を調べている。
 また、東京都に住む70歳代のタクシー運転手の日本人男性の感染も確認された。関係者によると、この男性は、神奈川県の女性の親族だという。男性は1月29日に発熱し、医療機関を受診。2月3日に肺炎と診断された後、13日の検査で陽性とわかった。男性は都内で個人タクシーを営んでいるという。男性は6日から入院している。
 一方、千葉県は13日、県内に住む20歳代の男性会社員の感染を確認したと発表した。
 和歌山県も、同県湯浅町の済生会有田病院に勤務する50歳代の外科医師の男性の感染を確認したと発表した。医師と接触した可能性がある患者らにも肺炎の症状が出ており、同県は検査を進めている。
 発表によると、男性医師は1月31日に発熱したが、今月3〜5日には解熱剤を投与して、病院に出勤していた。同僚の男性外科医1人と、同病院を受診した高齢の男女3人の計4人が肺炎を発症。4人中1人は陰性で、残る3人についても検査を進める。
 国内では1月16日に、中国・武漢市に滞在歴のある中国人男性が新型コロナウイルスに感染していたと同省が発表。その後、同市から政府チャーター機で帰国した人やツアーバスの運転手らに感染していたことなどが次々と判明した。2月3日に横浜港に到着したクルーズ船内では集団感染が起き、13日までに計218人の感染が分かっている。


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