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「昔は良かった。おもしろかった」 そのひと言が老化の一歩かも!【ひろ子ママの教訓 その25】

  • 2020年 10月20日 07時00分
  • 提供元:J-CAST

きょうは、50代のUさんです。盛り上がっているようですが、なんだか「昔は昔は......」という言葉が飛び交っていますね。

「テレビはやっぱり昭和のほうがおもしろかったよな」

「昔は社内のスポーツ大会とかもあって、それぞれの部署にも一体感があったよぁ」

「飲みにも行けたし、コロナの前がやっぱり良かったよぁ」......

Uさん、典型的な「昔は良かったなぁ、おじさん」になっています。かなりマズイですよ。


脳の30%を占める「前頭前野」が衰えると......

脳科学者の中野信子さんの本を読んだのですが、「昔は良かったなぁ」という言葉が頻繁に出てきたら、前頭前野が老化しているサインだそうです。


前頭前野とは、脳30%を占め、「考える・記憶する・感情をコントロールする・判断する」などの人間が人間らしくあるために必要な部分。つまり、前頭前野が衰えると、新しいものや自分と違うものが受け入れにくくなるのです。


人はやはり歳を重ねていくにつれ、心が動きにくく、目の前のことに感動が生まれにくくなるとも言われますが、そのまま放っておくと、過去のことにしか興味がわかなくなってしまうのです。


大人よりも子どもたちが笑ったり、騒いだりしているのも、初めての体験、感動が多いからなんですね。「昔は良かったなぁ、おじさん」が生まれるのは、年齢を重ねる中で、仕方がないと言えば仕方がないことですが、そのままでは言い訳にしかなりません。


Uさん! このままでは、脳は老化に向かっていきますよ。


「昔は良かったなぁ」って、今を生きている人にも失礼だと思うんですよね。たとえば、「昭和は楽しかったなぁ」となると、平成や令和生まれの人に対して、「平成よりも令和よりも昭和が良かった」と言っていることになるので、言われた側はいい迷惑でしかないですよ。


「昔は ?が良かったから今の時代でも、こういうことができるように工夫したいね」という発展的な内容ですと話は違いますが、それ以外は「だから何?......」と、未来に役立つこともありませんよね。言われるほうも呆れてきます。


生まれてきた時代はそれぞれで、目の前に広がっている現実が共通のできごとなので。どちらかが、どちらかの世代に興味を持つ以外、話は広がりません。今、この令和の時代に目を向けた方が色んな年代間で話はできそうですね。スマホから流れる音楽よりもレコードから聞こえる音楽のほうが、風情があるとしても、時代の変化に切り替えることも必要です。


現在から目を背けて過去に目を向けてばかりでは危険

昔のいい思い出を思い起こすことが、いい効果を発揮することもあります。何かイヤなことがあった場合、過去の楽しい・嬉しい思い出は、辛い心を癒してくれる効果にもなるんです。ただし、ずうっと同じ思い出に頼っていたら、そこから抜け出しにくくなってしまいます。楽しい思い出も定期的に補充していかないといけないので、やはり、今、新しい思い出作りに励むことも必要なのです。


たとえば、新型コロナウイルスの感染拡大の前に戻りたいと考えている人が、もし目の前で起こっていることから目を背けるために、過去のことを考えていても、そこから答えが出ることはないと思います。


過去のことばかりに気持ちが行ってしまうと、気持ちが将来に向かなくなってしまい、未来に向けて必要な準備ができなくなってしまいます。


「昔は......」というクセのある方は、まずは過去から目の前のことに目を向けるようにしましょう。Uさん、目の前のことに目を向けていますか?


脳を鍛えるため、今の目の前のことに目を向けるには、やはり新しいことをやってみるしかありません。そうすると、心が動きます。


・ふだんと違う道を歩いてみる

・いつもと違うメニューを頼んでみる

・やりたいなと思っていたけど、やっていなかったことをやってみる

私もやっていますが、日々の生活が楽しくなります。新型コロナウイルスの感染拡大の前でしたが、森のアスレチックに行って、子どもの時以来のロープウェイのターザンをやりました。恐怖心も大きくなっていますが、ふだんやらないことをやると気持ちが高ぶりますよ。ぜひ、Uさんも新しいことを初めてみましょう。(ひろ子ママ)


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