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「コーポレートカラー」は必要です! 自社ブランドを染めあげる「色」ありますか?(入澤有希子)

  • 2020年 10月29日 19時45分
  • 提供元:J-CAST
「緑」にはエコなイメージがある(写真は、東京・恵比寿)

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「緑」にはエコなイメージがある(写真は、東京・恵比寿)

10月になって、オレンジの飾り付けを見ると、ハロウィンらしいなと思います。今年(2020年)の仮装パーティーはオンライン化になるのかもしれませんが、街がその季節らしい彩りで華やかになると楽しい気持ちになりますね。

10月にオレンジと言えば、ハロウィンを連想するように、色には何かを連想させる力があります。その力を借りて、自社のブランドを上手に広めている例は、たくさんあります。


オレンジ色の牛丼チェーンといえば......

オレンジで有名な飲食店といえば、牛丼チェーンの「吉野家」。緑で連想するアプリといえば、「LINE」。黄色と青のインテリアショップといえば、「IKEA」。これらは、多くの人が色から会社を連想できると思います。また、色を連想した時に、ロゴマークも一緒に連想した方も多かったのではないでしょうか。


このように、企業や団体などの組織を象徴する色を「コーポレートカラー」といいます。コーポレートカラーは、その組織のロゴに使われたり、名刺やホームページに使われたり、その組織らしさを打ち出すために使われます。


ロゴマーク、コーポレートカラーの他に、その組織のスローガンやコンセプトメッセージなどをまとめて、「コーポレートアイデンティ(CI)」といいます。コーポレートアイデンティティは、大きな会社や組織だけが決めればいいわけではありません。


きょうから始まる小さなブランドであっても、この考え方を取り入れることで、名刺やホームページの発信の仕方などに統一感が出て、知ってもらう大きな足がかりになるのです。


コーポレートアイデンティティを考える時に、まずはロゴマークを作り始める例が多いようです。ロゴマークは会社名やブランド名のイメージを印象づけるように、文字デザインやマークを組み合わせて図案化したものです。


会社名の頭文字を使ったり、扱う商品のイメージを入れたり、会社のコンセプトを表現したりと、さまざまな考え方があります。


日本企業のコーポレートカラーは53%が赤か青

たとえば、コーヒーチェーンのスターバックスは、「人々を魅了する」という意味で人魚のセイレーンがマークとなっています。認知が世界的に拡大したのを機に、2011年からはロゴマークから会社の名前が消え、人魚のマークだけとなりました。


そして、ロゴマークが決まったら、コーポレートカラーを考えます。色は、冒頭の話のように、イメージに作用します。伝えたいメッセージを色に込めることが重要です。


2008年のある研究論文によると、日本では、赤と青のコーポレートカラーが53%を占めます。水色も青に含めると、86%が赤か青になります。次に多い色が、黒、そして緑と続きます。緑はエコロジーのイメージが強くなります。


また、赤と青と比べて新鮮なイメージを持たせることもでき、業界の中でも新しい企業が使っている傾向にあります。


新しいブランドを立ち上げる際には、競合調査も大切ですね。周囲のブランドが使っている色を避けて新しい色を使うと、大きなインパクトを与えることができます。


ふだん当たり前のように見ているお店のロゴマークやコーポレートカラーには、それぞれ意味があり、どんな意味があるのか、その背景を想像すると勉強になります。これから新しいブランドを立ち上げる、ホームページを作る、所属しているコミュニティのロゴマークや色を考える、など節目にある方に参考にしてもらえると幸いです。(入澤有希子)


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