2020年11月24日、茂木敏光外相と中国の王毅(ワン・イー)外相が東京で会談し、両国のビジネス往来を今月中に再開することで合意したことが、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも注目を集めた。
24日に行われた日中外相会談では、出張などの短期滞在について検査実施や行動計画の提出を条件として、入国後に義務付けられている14日間の隔離を免除することで合意した。
この件について、中国のネットユーザーからは「日本に入国する場合は隔離は必要なかったはず。これは中国側の規制緩和を狙ったものだ」「ビジネス往来って、どこまでが対象になるのだろうか」「日本の検査は信用できるのか?これまで日本に入国した中国人の検査結果が誤っていたケースがいくつもあったじゃないか」「ちょっと怖い」「外交のためにわれわれ国民を犠牲にするのか」「日本では毎日何千人と感染者が出ている。中国に持ち込まない保証などあるのか?」など、感染者が増加傾向にある日本からウイルスが中国国内に持ち込まれることを心配する声が多く寄せられている。
また、微博で紹介された情報が日本メディアの報道内容であることから「中国メディアの報道を待とう」「中国政府の具体的な措置や報道を見て判断しよう。合意内容はそんなに簡単なものではないと思う」とするユーザーも見られた。
さらに、「留学生の規制も緩和してほしい。中国に帰りたくて、1週間に3回は泣いている」など、現在日本と中国を結ぶ航空便がほぼストップしている中で、中国への早期帰国を希望する留学生によるコメントもあった。(翻訳・編集/川尻)
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